社長と

バイト先の社長と初めてご飯を食べに行った。ゆっくり話をするのは初めて。
いろいろありがたい話を聞かせていただくことができた。
一番印象に残っているのは、自分の短所をわかっているかどうかということ。
短所がわかっていてこそ、その部分を必死で隠そうとがんばる。
確かにそのとおりかもしれない。今まで自分の長所を探すことはあっても短所をわざわざ探すような機会はあんまりなかった。現にお前の短所はどこやと思う?と聞かれても詰まってしまった。上に立つ人間になるのなら、短所を必死で隠す努力が必要であるらしい。そうしないと下は上の短所が目に付いて、すべての言葉が嘘に見えちゃうかもしれない。
他にもいろいろ教わった気がする。
良くも悪くも目立つ人間になれ!
どんな手を使っても結果に結びつける。
などなど。
そりゃ人によってモノの見方は千差万別だし、価値観も全然違う。
だからといって自分の考え方だけを頼りに生きていくのは危険である。
少なくとも自分より人生経験が豊富で、その上ひとつの会社を経営している社長の考えは今後の自分の人生を考える上で一つの糧となることは間違いない。
正しい間違っているや、自分に直接意味がある云々はこの際どうでもいい。
直接話を聞いて自分はどう思うか、自分はどうなのかが肝心である。
そういう意味でものすごく有意義な時間をすごせたと思う。
おいしい焼肉もおごってもらえたし…。
ただ人生に先輩の話を聞いた、それだけじゃなく、いかに自分のものにするか。それが一番大事なことやないかな。
普段そうそう明らかな格上の人間としゃべる機会なんてないからこういうつながりを大事にしたいと思う。
それにしても社長は僕のことを高く評価しすぎである。でも認めてもらうのはうれしいことだし、大事なことだと思う。そういう扱いを受けることで、僕は必死でそういう人間になろうとするだろうし。そういや僕が偽者のロレックスを買うといったときに、偽なんか買わずに無理をしてでも本物を買えと言われた。
無理してでもいい物を身につけてそれにふさわしい男になれというこっちゃ。
ほしいものは40万…、ちょっとつらいかな。