ワールドトレードセンター


昨日日曜日は、昼下がりから映画を見に行った。
うわさのミント神戸とやらで。
やっぱり人が多かった。
見た映画は、ワールドトレードセンター。
見に行きたいとは思っていたのだが、行く時間がとれずにいた。
もうすぐ公開が終わるということで、後悔しないように見に行くことにした。


ワールドトレードセンター

2001年の9.11同時多発テロで標的となった、NYの世界貿易センタービル。本作は、崩壊したビルに生き埋めになった2名の警官の奇跡的な生還を、実話に基づいて描いた感動作だ。港湾警察のジョンとウィルは、飛行機が激突した貿易センタービルに急行。ビルの1階に入ったところで、ガレキの下敷きになってしまう。無念の死を迎える同僚や、心配で取り乱す家族など、いくつものドラマが進行するなか、ジョンとウィルは励まし合って助けを待つ。
いつもの朝が突然の大惨事と化す冒頭は、巧みなカットのつなぎに引き込まれる。崩壊の瞬間、ビル内部の映像が圧倒的だ。しかし、オリバー・ストーン監督の視点は、あくまでも冷静。中盤からは客観性を重視した演出で、過剰な涙を誘うことはしない。音楽や映像も抑え気味なので、じわじわと感動が高まることになる。ニコラス・ケイジマイケル・ペーニャも、身動きができない状態での演技で苦しみを伝えることに成功した。
本作は、生き残った者を主人公にしながらも、犠牲になった人々への鎮魂歌に感じられる。人間が人間に対して行ったテロ。その不条理を静かに、そして力強く訴えているようだ。(斉藤博昭)


映画というよりもドキュメンタリー。
ビル崩壊のシーンは圧倒的だが、ストーリー性は大してない。
扱う題材が重いので、見た後も色々考えさせられるものがあった。
歴史として忘れてはいけないこの事件を映画として残すことは意義があるように思う。
でもこのストーリーでは警官2人の状況が取り上げられているが、犠牲者となった多くの人のことを考えると感動はできなかった。


テロの悲惨さは十二分に伝わったけど、報復としてイラク攻撃を行っているアメリカの現状。
他国で同じような悲劇を生み出していることを考えると釈然としない。
しかも治安なども整っていないだろうから、おそらくこの映画のように救助はしてもらえていないであろう。


名前は忘れたけど、二人を救助する立役者となった海兵さんが映画の中ではかっこよかった。
彼は人を助けるために神を信じて遥々危険な場所へ乗り込む。
しかし、最後のテロップで、「その後、彼はイラク戦争に出向いた…」的なことが書いてあり、自分的にかなり冷めた。
人のためというよりアメリカのためなんかい、と。
あの素晴らしい正義感は、結局は人を傷つける方向に向かうんや、と。


あと、要所でキリスト教を前面に押し出していたのも、少しばかり中東に対する皮肉に感じたのは僕だけだろうか。


と、まぁ全体的には見に行ってよかったなと。


ところで、最近できたミント神戸について物申す。
設計がおかしい!
人の流れがスムーズに行かず、とても歩きづらい。
客数とエスカレーターのバランスが合っていない気がした。
予想外に繁盛しているってこと?
映画館を備えている以上、もう少し考えてもいいんじゃないかと思った。


そんなこんなの楽しい日曜日でしたとさ★