温故知新

hirokix06162007-08-06



昔よく、駄菓子屋などで当たりくじ付きのお菓子があった。


当たったら、もう一つお菓子と引き換えてもらえるという仕組みだった。


気が向いたので、近くでそんな当たりくじ付きのおかしを買った。


なぜか知らんが、家に帰って開けてみると「当たり」だった。




それを見て、切なくなった。


子供の頃だったら、それだけで無邪気に喜んでいただろうに。


それだけで友達に自慢していただろうに。



そんな無邪気さは、僕の中から完全に消えていた。


この年まで成長してきたのと代償に、とても大きなものを失っている気がした。


そんなことを思いながら、僕はゴミ箱に当たりくじを捨てた。