天国までの百マイル

天国までの百マイル (朝日文庫)

天国までの百マイル (朝日文庫)

主人公の城所安男は、自分の会社をつぶしてしまい、いまや別れた妻子への仕送りもままならぬほど落ちぶれた中年男。ある日、心臓病で入院する母を見舞った安男は、主治医から病状の深刻さを告げられ愕然とする。そのまま治療を続けても母の余命はごくわずか。残された道はただひとつ、謎の天才外科医にバイパス手術を施してもらうこと。衰弱した母をワゴン車に乗せた安男は、房総のひなびた漁村にあるカトリック系病院目指して、100マイルの道のりをひた走る。はたしてその先に奇跡は待っているのか――。 


以前に話題になったこの本を借りたので、一気に読んだ。
時間があったので最後まで読みきった。


感想としては、ものすごくいい話でした。
最近個人的に涙腺がゆるくなってるんですが(年かな?)、この本にも結構やられた。
以前にMOMENTを紹介したときにも書いたが、病気や命を題材とする話はどこか重さがある。


でもこの本は、それ以上に家族というものがテーマになっている。
幸せって何やろか、人生って何やろか、家族って何やろかということを、主人公の母の生き様から考えさせられる。
3人兄弟の自分にも無縁ではない話ではある。


あぁ、最近本に時間を費やすことが多くなった。
勉強もしないと・・・。