団塊の世代


最近就活の話ばかりなので、たまには社会の話でも。

団塊の世代とは・・・
第二次大戦後、数年間のベビーブームに生まれた世代のこと。
堺屋太一命名し、「昭和22年から26年頃までに生まれた人々」(1947年から1951年ごろまで)という定義をした。


来年2007年から2〜3年かけて、いわゆる団塊の世代とやらが一斉退職を始めるという。
就職先を探している僕ら世代にとっては一見都合のいい話のように聞こえるが、よくよく考えてみるとそうでもない。
10年後の日本は4人に1人が65歳以上という超高齢化社会が確実に待っている。
来年からの一斉退職で労働力や個人消費の低下が懸念されており、16兆円ものGDPが失われるとの試算もある。
団塊世代へ支払われる退職金の総額は約80兆円とも言われている。
果たしてこれだけの大きな金額を、企業は払うことができるのだろうか。
退職金や企業年金の一時的な増大によって経営危機に陥る可能性が大いにあり、下手したら倒産に陥る企業も出るのではないか。
いささか心配である。


逆に考えれば、それだけ大きな金額が一気に動くとも言える。
シニア向けビジネス的なものが大成功する可能性もある。


そのほかにも医療費や労働力などで切実な問題が出てくるであろう。
来年から社会人(多分ね)の自分にも決して無関係ではない。


予測というより確実に来る未来、それぞれの企業はどう考えているのか、少し興味がある。