保険関係


社会保険庁がえらいことになってるね。


衆院厚生労働委員会の様子をニュースで見たけど、長官も困ってたね。
つじつまを合わせようとして余計に墓穴を掘るという感じ。


何をしたかというと、、、
国民年金保険の納付率っちゅうもんが存在して、簡単に言うと、
「実際に国民が納めた分」/「国民が納めるべき分」
で表される。
で、この保険料がきっちり納められてないと当然年金が払えないわけで、そこでこの納付率ってモノが一種の成績的なものになる。
社会保険庁としてこの数字は結構大切らしくて、目標を決めたりノルマを課したりするようになったわけ。


そこで、この分母の「国民が納めるべき分」を減らすっていうことを不正に行った。
具体的には、納付の免除や猶予の手続きを本人に確認せずに社会保険庁が勝手にやってたってこと。
あたかも免除手続きがあったかのように見せかけて、成績を上げようと、頑張ってると思ってもらおうとしてたってことである。


この時点で自分達の仕事ってやつをもう見失ってる。
社会保険庁って解体論も出てたみたいやけど、さらにその方向に加速する可能性もある。
官・民というような広義的な視点で判断するのは個人的に嫌いだが、「お役所仕事」というあまり響きのよろしくない言葉が存在するのも事実。
僕の身の回りでは、親や友達が「官」として立派に働いている。
こういう事件があると、「民」の方が競争力・意欲が・・・、とかいう安易な考えが助長される。
きっちり仕事をしている人のためにも、自分達のためにも、「官」として誇りを持って仕事をしてほしいと思う。


ところで、大手損害保険会社が違法業務を行ったとして業務停止命令を受けた。
保険金未払いなどがあったという。
ここだけの話、一応就職活動でここの面接を受けた。
会社研究をしている上で、「最高品質のサービス」って言葉があった。
理念は掲げるのみでなく、実践していただきたいと思う。
余談であるが、長官は元々この会社出身である。



どちらも、イタいときにお金をもらうために先行投資するという、いわば信頼が第一のモノ。


これでは信頼度が下がって未納が増えても文句言えないんじゃ・・・。