スポーツとお金


5月も終盤となり、テレビや新聞のスポーツ記事はもっぱらワールドカップ一色に染まってきた。
延べ視聴者数も300億人を超えるとか何とか。
経済効果も莫大なようで、メディアが飛びつくのも無理はない。


アジアでの放映権は電通が握ってるみたいやけど、スポンサーとしても名だたる企業が参加しているようである。


スポーツもいまやビッグビジネスとして成り立ってる。
そういう側面から見ると、スポーツビジネスの原動力であるプロの選手の給料がやたらめったら高いのも仕方ないのかもしれない。
年棒何十億の世界・・・。
一般人が一生かけても稼げないお金。
スポーツって面だけでそれに値するパフォーマンスを見せているのかどうかはいささか疑問であるが、それだけの価値があるということであろう。


でも弊害も・・・。
イタリアのセリエAでの不正が世間を賑わせているのもその一つ。
もはや勝敗が単なる勝ち負けではなくなっている。
影響力が大きくなりすぎているのか。


一概には言えないが、スポーツで上のレベルに行けば行くほど色んなことが絡んでくる。
プロってのが存在してる時点で、それはビジネスありきなのは仕方ないねんけど。


プロ野球メジャーリーグがあってもなお、それに比べてレベルに差がある高校野球が注目され続けているのも無関係ではないのかも。


高いパフォーマンスを披露するプロは見ていて面白いし、スポーツの醍醐味といえる。
でも学生時代の部活動のように、勝利や敗北に対して純粋にその感動や悔しさだけを分かち合うことも大事な醍醐味。


お金のこと関係なしに皆がチームと一体となって応援できるような、そんな試合に憧れを抱く。