セブンイレブンいい気分

hirokix06162006-05-30



書店でブラブラしてたら気になる雑誌を見つけた。


日経コンピュータ


特集がコンビニ最大手のセブンイレブンについて。
今年から導入される情報システムについての特集である。


来年から就職する会社がモロに手がけている事業であり、まさに自分が携わる可能性も大いにあり得る。
貧乏ながらもレジに向かわずにはいられなかった。



こういう流通業において利益を上げるにはどうしたらいいか。
経営戦略やら何やら難しい表現がしばしば使われるが、その一つとして挙げられるのが「売り切れ・売れ残りを最小限に減らす」ということ。
そのためには消費者のニーズを事細かに把握することが絶対条件になってくる。
そこで今回の新システムでは、従来の在庫や天気・客層などに加えて立地や施設のデータなどを取り入れて強化し、より精度良く分析できるような仕組みとなっている。
それはつまり、1万を超える店舗で誰でも適切な発注を行える環境を目的としている。


昨今、世間では情報化情報化とうたわれているが、一人の人間が一人で仕入れて一人で売るのであれば、そもそも必要のないものである。
それに絡むヒトやモノの規模が大きくなるにつれて、それらをつなぐ間に無駄が発生し、それにかかるコストも大きくなる。
そこで分析を行う上でデータとしての数字が有効であり、システムによって一元管理を行おうと言うものである。


ところで、セブンイレブンでは来年から電子マネーを取り入れるという。
あの携帯とかで会計を済ませるやつである。
僕は今まで、電子マネーというものを利用したことはない。
まさにこれからの技術で、利用したことのある人もまだまだ少ないんじゃないだろうか。
個人的にこの電子マネーの利点というのは、レジ業務の効率化、もしくは顧客へのサービスを高めるというぐらいにしか考えてなかった。
でももう一つの狙いとして、ポイントサービスとリンクさせて顧客の情報を掴み、店舗の利用状況の分析やマーケティングの強化として活用することもあるみたい。
だからこの時期に、電子マネーにも対応した新システムをリリースすると言う。



記事を読んでいて、セブンイレブンの経営陣の業務改善に対する意欲というものがひしひしと伝わった。
逆に言えば僕の来年からの仕事は、こういった顧客のニーズをいかに実現させることができるかということに尽きる。


コンビニ一つにしても、流通はもちろんのこと金融(ATM)や製造など様々な業界の領域を含んでいる。
そういった意味で、広い視野をもって的確にモノを見つめれるような社会人でありたいと思う。