私の頭の中の消しゴム


日本のテレビドラマ「Pure Soul~君が僕を忘れても」を基にした韓国映画で、演技派のチョン・ウソンソン・イェジンが共演。社長令嬢のスジンが、偶然出会った大工のチョルスへの想いを高めていく。父の反対にもめげず、チョルスと結婚したスジンだが、彼女は若年性のアルツハイマーだと宣告される。前半のロマンチックな物語が、中盤から一変。アルツハイマーとなってからの切実な生活まで描く後半は、あまりにも悲劇的だ。
   下手をしたら、安っぽい感動モノになる危険もはらんだ物語だが、主演ふたりの名演技が観る者の心をつかんで離さなくする。可憐でピュアな魅力をふりまくイェジンもいいが、ときに荒っぽく、ときに限りない優しさでスジンに向かうチョルス役で、ウソンが男くさい存在感を見せつける。顔立ちやスタイルも含め、本作の彼は、男女両方から「カッコいい男」と認められるだろう。ふたりの演技に加え、要所でのセリフもすばらしく、愛する人の顔さえも識別できなくなる悲しさを共有せずにはいられない。ラストシーンも絶品。

半年ほど前か、知り合いが映画館に見に行って、よかったと聞いていたので先日DVDで拝見した。
考えたら韓国映画は初めて。
最初、言語を日本語に設定していたみたいで、舞台は日本なんやーと思いながら観るというまさかの失態を犯しつつも、なかなか感動的な話やった。
最初の恋物語があまりにもとんとんと、あっさりと進んでいくところに違和感があったけど。


うーん、こんくらいしか感想はないな。
映画のコメンテーターには程遠いや・・・。