祭政一致


最近不祥事が多い。


いや、氷山の一角が明るみに出始めただけとも言うべきか。


新聞を読んでても、官民問わず不祥事ネタが毎日の紙面をにぎわしている。


最近の記憶に新しい事件でも、コムスンしかり、NOVAしかり、社会保険庁しかり…


ミートホープに至っては、豚肉を血で赤くして牛肉に…。
なるか!、んなもん。
もはやキャシー塚本ばりのコントである。


企業の存在意義ってのは(社会保険庁は別として・・・、それはまたの機会に)、労働者を雇って顧客にサービスを提供し、得た利益を株主に還元して国に税金を納めることで社会に貢献すること。
最近読んだ本にも書いてあったし、自分でも本当にそう思うけど、ビジネスマンに一番大切なのは「どうやって儲けを出すか」を追求すること。
社会保険庁は別として、雪印不二家ライブドア村上ファンド、挙げだしたらキリはないが、各社ともそういう意味ではビジネスに徹していたともとれる。
でも前提としてあるべきモラル、コンプライアンス、倫理観が欠如していたといわざるをえない。


不祥事が噴出しているのは時代が変化しているからってのもある。
一昔前は国民が企業に口出しする習慣は少なく、企業としても隠せるものは隠せたし、パワーバランス的にも今ほど企業は弱くなかった。
今は違う。
企業の活動の透明性が徐々に求められる時代となり、常に人に監視される状態に変わりつつある。
日本版SOX法なども施行される。


でも、企業は再生できる。
責任はあくまで人が負うものであって、多少のブランドイメージは崩れるものの時間がたてば何とかなったりする。
買収などを受けて形は変わるかもしれないが、先人が築いてきたものが何らかの形で生かされる。


それは僕も納得できる。



ただ、こっからが本当に言いたいことなんだが、政治家はどうだろう。


政治家は国民の代表として選ばれて国会に参加する。
しかし、これまでにも様々な政治家の不祥事が露になっている。
法律を犯して逮捕された人達を皆さんご存知だろう。


僕にとって考えられない話なのは、そういう人たちが今もなお政治家として成立していることである。


なんで?
犯罪を犯した人を普通に国会で見ることができるのっておかしいと思う。
罪を犯してる時点で、少なくとも一般人の僕らよりマイナスが多いわけで、そんな人たちが選挙で当選している意味がわからない。


「この人なら自分たちの思いを国に伝えてくれる」
「自分たちの代表として任せられる」


それが選挙の根本ちゃうんかな。


僕にはよく解せない現状です。